瀬名秀明。最近トンと名前を聞かなくなった名前ですね。そんな彼が絶賛していたので思わず買ってしまったのが、
アンドロイドの「脳」
という本です。

分厚い本なので通勤中に読むのはきつかったので、カッパーウィークの休みを利用して読み終えました。

感想。薄い。

技術系の本としては、致命的な感想ともいえます。
でも、本の質量や値段につりあわない内容でした。

ところどころ興味深い指摘もあるのですが、各章にちりばめられた筆者の愚痴のせいで、全体に散漫になってしまっているのが残念でした。

ところどころ興味深く思ったところをピックアップすると、

・感覚器官を脳の一部である。
・見るという行為は、かなり能動的な行為である。
・棒高跳びの練習をしても月にはいけない。月に行くのであればロケットを設計しなくてはならないのだ。
・車のブレーキを踏むとき、あなたは自分の足のどの筋肉を動かすかを意識していない。しかし、脳はその信号を送っている。

といったところです。

そこら辺に興味があって、お金と時間に余裕がある人であれば、読んでみてもいいと思います。

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