電車の隅の席でノルウェイの森という本を読んでいたら、なにやら大きな物音が、バタン、バタン、と左のほうから近づいてきました。
気になったので見てみると、ブラインドをすごい勢いで開いていく男の人がいました。
その男は、下りていたブラインド全てを、わりかし必死な形相で手当たり次第に開いていきます。
なぜそんなことをするのか?
という好奇の目線を集めたまま、彼は次の車両でも同じ動作を行い、やがて視界から消え、物音も消えました。
変わった人もいるものだ。
と思った後で、読んでいた本に、異常がない人はいない、というようなことが書いてあったので、ちょっと考え直すことに。
自分だって、そんなにフツーとはいえないのでは?あんまり人のことは言えないはずだ。たぶん彼よりも、人と同じふりをするのが上手なだけなのだろう。彼は、たまたま目につきやすいところで風変わりなだけなのだ。彼がやっている行為は、それほど迷惑な行為でもないのだから、別にとりたてて注目するほどではないのでは?
にしても、一番端までいったあと、彼はどうしたのだろう?
異常かそうでないかはともかく、あまり見かけない情景だったのは間違いない。
不思議な余韻を残す、さりとてあまり意味のない日常のひとこまでした。
気になったので見てみると、ブラインドをすごい勢いで開いていく男の人がいました。
その男は、下りていたブラインド全てを、わりかし必死な形相で手当たり次第に開いていきます。
なぜそんなことをするのか?
という好奇の目線を集めたまま、彼は次の車両でも同じ動作を行い、やがて視界から消え、物音も消えました。
変わった人もいるものだ。
と思った後で、読んでいた本に、異常がない人はいない、というようなことが書いてあったので、ちょっと考え直すことに。
自分だって、そんなにフツーとはいえないのでは?あんまり人のことは言えないはずだ。たぶん彼よりも、人と同じふりをするのが上手なだけなのだろう。彼は、たまたま目につきやすいところで風変わりなだけなのだ。彼がやっている行為は、それほど迷惑な行為でもないのだから、別にとりたてて注目するほどではないのでは?
にしても、一番端までいったあと、彼はどうしたのだろう?
異常かそうでないかはともかく、あまり見かけない情景だったのは間違いない。
不思議な余韻を残す、さりとてあまり意味のない日常のひとこまでした。
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